人の懐に入るのが上手い人は初対面の相手かどうかに関係なく、絶妙な距離感を保ちながらトークを展開できる話術を持っています。
愛想が良く一緒に話していて楽しいため、仕事とプライベート共に人気者である場合が多いです。
今回は、人の懐に入るのが上手い人の性格の特徴や向いてる仕事、組織内での能力の活かし方をご紹介します。
他の特性を持つ社員が向いてる仕事について、興味がある方は以下の記事も参考にしてください。
目次
人の懐に入るのが上手い人とは
「この人と話していると、人には普段話さないことまで何故か話してしまう」
そう感じさせる人こそが、人の懐に入るのが上手い人なのです。
一緒に働いていても、その人だけは不思議と取引先に気に入られたり、上司から厚い信頼を得ることができたりして評価されるんですよね。
人の懐に入るのが上手い人は笑顔を絶やさないため、一緒にいるだけで元気になれるといった魅力もあります。
人の懐に入るのが上手い人の性格の特徴
人の懐に入るのが上手い人は、相手を心地良い気分にすることが得意です。
相手に自分側の人間であると思わせ、安心させることで一気に心の距離を縮めることができてしまいます。
では、性格の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。早速見ていきましょう。
聞き上手である
人の懐に入るのが上手い人は、共感力が高く聞き上手です。
タイミング良く相槌をしながら、相手が話の幅を心地よく広げられるようアシストするので、相手は自然と「もっと自分の話を聞いて欲しい」という気持ちになります。
また、人の懐に入るのが上手い人は相手の立場や考えを尊重しながら話を聞くことができるため、「常識がある人」「礼儀正しい人」と評価されやすいのです。
程よい距離感で会話ができる
人の懐に入るのが上手い人は、初対面の相手でも程よい距離感で会話ができます。
洞察力に優れているため、見た目や話し方などから相手がどのような人なのか判断し、瞬時に弱みを知ることができていまう点も一つの能力だと言えるでしょう。
敬語とため口をうまく使い分けながら会話するため、相手も「馴れ馴れしい人」という印象を抱くことなく、スピーディーに打ち解けることもできてしまいます。
また、会話の途中で相手の気分を害さないように気を配りながら、まめに褒めるなどして楽しめる空間を作ることにも長けています。
相手の考えや価値観に合わせながら会話ができるため、誰にでも気に入られやすい一面があるのです。
自分の意見をきちんと持っている
人の懐に入るのが上手い人は、自分の意見をきちんと持っています。
「人に気に入られる=周りに影響されやすい」と考えている人もいるかもしれませんが、実際は違います。
「自分はどう考えているのか」「どんな判断を下すべきなのか」といった芯のある意見を持っている人だからこそ、人に認められやすく、気に入られやすいのです。
人の懐に入るのが上手い人に向いてる仕事を紹介
人の懐に入るのが上手い人に向いてる仕事にはどのようなものがあるのでしょうか。
早速、見ていきましょう。
- 営業
- 接客業
- 受付
- サービスカウンタースタッフ
営業
営業の仕事は顧客と信頼関係を築いたうえで、商品やサービスを提案し契約成立を目指すものです。
いくら取り扱う商品やサービスが良いものでも、担当する営業が不愛想だったり、機転が利かなかったりすると契約成立となる可能性は低くなります。
その一方で、顧客に気に入ってもらうことができれば、継続的に契約獲得ができたり、別の顧客を紹介してもらえたりと次の仕事に繋がりやすくなるのです。
人の懐に入るのが上手い人は人懐っこく頼り上手であるため、顧客との信頼関係の構築が仕事の成果を左右する営業職は向いてる仕事だと言えるでしょう。
接客業
接客業の仕事は、1日に多くのお客様を接客し商品やサービスを提供する仕事です。
さまざまな考えや価値観を持つ人と接することになります。
人の懐に入るのが上手い人は、相手に合わせることが得意で洞察力に優れているため、接客業は向いてる仕事だと言えるでしょう。
相手の話を聞きながら求めている商品やサービスを的確に提案できるため、店舗などの売上目標達成には欠かせない人材になるはずです。
ある程度現場で経験を積んだ後は、店長やマネージャー職といったキャリアパスを提案することで、能力をより高めることができるでしょう。
受付
受付は、会社や病院など訪ねて来た人が一番に立ち寄る場所です。その場所の「顔」としての役割を担っています。
そのため、人当たりが良く話しかけやすい人が受付になれば、相手への印象を高めることができます。
人の懐に入るのが上手い人は、気さくで話しかけやすい雰囲気の人が多いので、受付は向いてる仕事だと言えるでしょう。
ただし、最近はリモートワークの普及に伴って、ビルなどでの受付の募集はかなりレアなものとなっています。
サービスカウンタースタッフ
サービスカウンターは、百貨店やショッピングモールなど大規模な施設に設置されることが多いインフォメーションセンターなどで案内係としての役割を担う仕事です。
「○○に行きたいのだけれど行き方が分からない」「落とし物をしてしまった」など、訪ねてくる人は何かしらの不安があることが多いので、相手が安心できるように常に落ち着いた雰囲気で対応することが求められます。
人の懐に入るのが上手い人は、愛想が良く聞き上手な人が多いため、サービスカウンタースタッフは向いてる仕事だと言えるでしょう。
人の懐に入るのが上手い人の能力を組織で活かす方法
人の懐に入るのが上手い人は、第一印象が良く、頭の回転が速いことから仕事が出来る人が多いと言われています。
現場でその能力を活かすことも大切ですが、組織の状況によってはその能力を高めたほうがいい場合も多くあります。
ここでは、人の懐に入るのが上手い人が持つ能力を組織で活かす方法をご紹介します。
チームを統括するポジションを提案する
人の懐に入るのが上手い人は褒め上手で相手の心を掴みやすいため、チームを統括するポジションに就くことでその能力を十分発揮することができるでしょう。
相手の考えや価値観を否定することなく話を聞くことができるため、統括する社員やメンバーからの信頼を得ることさえできれば、一気に現場の士気を高めることができます。
部下からアドバイスを求められた際も、自分の考えをきちんと持っているため、どうすれば良いのかを的確に伝えることができるでしょう。
新規拠点や新サービス企画の責任者にアサインする
人の懐に入るのが上手い人は共感力が高く相手に合わせた会話展開ができるため、新たなマーケットを開拓する際には即戦力になれる人材です。
新規拠点の開拓や新サービスを企画する際は予想外のトラブルに見舞われるケースも少なくありませんが、リーダーが頼り上手であれば周りがうまく助けてくれることがあるので、上手くやってのけることができるでしょう。
また、責任者の立場から経営陣に何か意見する際も、相手が不快にならないような言い方で自分の意見を述べることができるため、意見を全く聞き入れてもらえないという可能性は少ないと考えられます。
人の懐に入るのが上手い人に向いてる仕事を提案しよう
今回は、人の懐に入るのが上手い人の特徴や向いてる仕事をメインにご紹介しました。
人の懐に入るのが上手い人は、人当たりが良く相手の立場に立って物事を考えることができる人です。
現場経験を積ませた後は、組織内で役職者としてさらなるスキルアップを目指すチャンスを提案するのも一つの手でしょう。
これから人の懐に入るのが上手い人を採用予定である、あるいは社内の人材のキャリアパスについて検討中であるといった企業の採用担当者様は、今回紹介した内容を参考にしていただければ幸いです。