「お金を稼ぎたい」「自分の経験がどこまで通用するか試してみたい」など、起業したいと思う理由は人それぞれです。
現代は、特別なスキルや大したお金がない人でも起業できます。
今回は、スキルがなくても起業できる仕事をいくつか紹介します。
起業を成功しやすくするためのコツや注意点もお伝えしますので、起業することに興味がある人はぜひ参考にしてください。
目次
スキルなしでも起業することは可能
特別なスキルなしでは起業できないと思い込んでしまっている人って、けっこういるんですよね。
もちろん、起業するにあたってミスや失敗はつきものです。
大して苦労することなくビジネスを成功させるためには、一定以上のスキルが伴っていないと難しいのは間違いありせん。
ただ、起業した時点でこれといったスキルがなくても、特に気にする必要はないんです。
展開する事業内容によって必要になるスキルも違うので、起業準備などを通して身につけていくのが個人的にはおすすめです。
あと、起業するまでにビジネスに必要なスキルを全て身につけたいと考えている人もいるかもしれませんね。
これに関しては、完璧を求めすぎると自分が苦しくなるだけなので、焦らずマイペースに取り組むことが大切です。
スキルなし起業でも成功するためのコツ
では、これといったスキルがない人でも起業して成功を手にするためには、具体的にどうすればいいのでしょうか。
スキルなしで起業を成功に導くコツ
順に見ていきましょう。
経験やキャリアを活用する
社会に出て働く中で学んだり、経験したりしたことは、自然と自分のスキルとして身についているものです。
特に、人一倍苦労して成功した経験や長年培ってきたキャリアは、起業する際の大きな武器となり、頑張ろうとする背中を大きく押してくれることでしょう。
例えば、新規事業の立ち上げに大きく携わった経験や営業職としてトップの実績を収め組織に貢献した経験などは、イチから会社の基盤を築く上で大変役立ちます。
特にこれといったスキルがなくても、これまでの社会人生活の中で経験したことや確かなキャリアがあれば、起業しても成功しやすくなります。
自分の得意を活かした分野で勝負する
得意なことや好きなことがある人は、起業時にその分野に絞って事業展開を考えてみましょう。
自分が好きなことを仕事にすれば、売上が伸び悩んだ時など、思うようにいかないことがあっても諦めずに対処できるものです。
他にも、好きなことや得意なことだからこそ、モチベーションを高く保ちやすいメリットもあります。
一方で、得意だからこそ周りが見えなくなり、ビジネスとして成り立たなくなるリスクもあります。
好きな分野での起業を成功させるためには、顧客のニーズを満たせているのかを常に念頭に置くことが大切です。
必要になるスキルは学ぶ姿勢を持つ
起業するとなれば、事業展開する上で必須となるスキル以外にも、さまざまなスキルが求められるようになります。
1人の起業家としてビジネスを展開するためには、営業スキルやコミュニケーション力以外にも、法律やお金に関する専門的な知識や業務遂行スキル、数値管理スキルなど多くのスキルが必要です。
「今は必要ないから」と目先のことだけを見てしまい、新たなスキルを身につけようと努力しなければ、起業家として成功できる可能性も低くなります。
ビジネスを成功させるためには、継続的に学び続ける姿勢が重要です。
セミナーや講座に参加したり、起業家に話を聞いたりして、積極的に情報収集を行いましょう。
上手くいってる人を真似る
新しくビジネスを始めようとなったとき、いきなり良いアイデアが湧き出てきて、何となくやっていたら成功したということはほぼありません。
起業家として成功するためには、すでに上手くいっている人を真似てみましょう。
とはいっても、そっくりそのまま真似するわけではありせん。
上手くいっている人のビジネスへの取り組み方や思考パターンを理解した上で、いかに自分の中に落とし込めるかが鍵となります。
成功者からヒントを得ながら、自分の考えや価値観も交えてビジネスを展開できれば、しっかりとした基盤の上で勝負できるので、事業にも失敗しにくくなるわけです。
専門家の知恵を借りる
起業する時に、経営に関わる法律や数字といった部分まで、自分だけで対応するのには限界があります。
負担を軽減するためには、専門家の知恵を借りるのも一つの手です。
費用はそれなりにかかるものの、専門家に依頼すれば対応が不十分で罰則を受けるといったリスクもほぼなくなります。
例えば、会社の法律や登記に関することは司法書士に依頼しましょう。
他にも、決算や確定申告をスムーズに行うために税理士を雇うことをおすすめします。
伸びている業界を狙う
起業する業界選びに迷ったら、どこの業界が伸びているのかリサーチしてみましょう。
市場規模が拡大傾向にある業界は将来性が高く、事業が成功する可能性も十分あります。
反対に、市場規模が縮小傾向にある業界で新たに参入するのは、よほど実力があり人脈も豊富でない限りは避けた方がいいでしょう。
スキル・お金ナシ起業におすすめの仕事・職種8選
起業したいものの、特別なスキルがなく自己資金も大して用意できそうにないという人もいるでしょう。
ここからは、少ないリスクでスモールスタートしやすい仕事・職種をご紹介します。
Webライター
Webライターの仕事には、特別な資格は必要ありません。
正しい日本語を使い、わかりやすい文章が書ければ、誰でも始められます。
文章を書くことに慣れるために、最初は副業Webライターとしてチャレンジして、自信がついたらフリーランスとしてプチ起業するという人もいるほど始めやすい職種です。
また、Webライターとして開業して毎月コンスタントな収入を得るためには、国語力に加えて、情報収集能力やクライアントとのやり取りを行うためのコミュニケーション力も求められます。
未経験からWebライターを目指したい人には、こちらの有料プログラムがおすすめです。
未経験者や初心者でも、条件をクリアすればブログライターとして活躍できるチャンスが与えられます。
丁寧なフィードバッグが受けられる点も人気みたいですよ。さらに今なら採用でお祝い金10万円プレゼント中です!
また、クライアントによっては、AIライティングツールの利用を前提として求人を募集しているケースもあります。
これから紹介するAIライティングツールが使えると、仕事の幅も広がります。
ブログを自分で運営している人なら、コンテンツをより充実したものにしたい時などに使えるのでおすすめです。
ChatGPT
ChatGPTは、日本語に対応しているAIライティングツールです。
多くの学習基盤データをもとに、ごく自然な日本語で回答してくれるので、AIライティングツールを使い慣れていない人でも問題なく利用できます。
有料版は少しハードルが高いと感じる人は、無料版の「GPT-3.5」を使って使用感を試してみるといいでしょう。
より速く高精度な回答を求める場合は、1ヶ月20ドル~利用できる有料版の「GPT-4.0」がおすすめです。
有料版はプラグイン機能も使えるので、ChatGPTの機能性を高めたいときにも便利です。
SAKUBUN
SAKUBUNは、細かなペルソナ設定により高品質な文章を作成できるAIライティングツールです。
ペルソナはその都度設定する必要がなく、繰り返し利用できます。
日本語に対応した100種類以上のテンプレートの中からニーズに近いものを選択し、必要なステップを踏むだけで文章を生成できるので、文章作成にまとまった時間を割けない場合にも役立つでしょう。
また、ツール内で立ち上げたプロジェクトは、チーム内で共有することもできます。
Standardなら、1ヶ月あたり9,800円(税抜)で利用可能です。
まずは、SAKUBUNの基本的な機能だけを使ってみたいという人にもおすすめです。
ラクリン
ラクリンは、ブログ記事のライティング業務を全面的にサポートするAIライティングツールです。
GPT-4 Turboを搭載しているので、より自然で人間らしい文章を生成できます。
また、事前学習機能を搭載しているため、細かい箇所の修正を除いて、手直しを最小限にできるのもポイントです。
チーム利用もできるので、複数人でブログを運営する場合にも、コストを抑えながら業務の効率化が図れます。
毎月10記事程度の記事作成であれば、1ヶ月4,980円(税込)で利用できるシルバープランがおすすめです。
Transcope(トランスコープ)
Transcopeは、SEOに強い文章を作成したいときに役立つAIライティングツールです。
テキスト以外にも、画像やURLなどの情報を読み込みインプットできます。
文章を作成したら終わりではなく、その後のアクセス分析までワンストップで行えるのは大きな魅力でしょう。
また、キーワード選定や見出し作成といった工程も、競合サイトの分析を行った上で進められるので、SEOに強いサイト作りを目指す人にもおすすめです。
有料版は、1ヶ月11,000円(税込)で利用できます。
フランチャイズ
フランチャイズで起業する場合は、業界選びに注意しましょう。
すでに安定した基盤を築けているところもあれば、これから新しいサービスを展開し新たな業界にチャレンジしている場合もあります。
稼ぎやすさを重視する場合は、知名度が高く顧客獲得に困らない環境が構築されている業界を選ぶと安定した売上が期待できるでしょう。
ただ、契約先によっては、まとまった初期費用が必要になったり、契約内容に納得できなかったりする場合もあります。
契約書を交わす際は、トラブルを避けるためにも、細部まで目を通すことをおすすめします。
「スキルがない」「成功する自信がない」という人は、フランチャイズで起業することで、成功しやすいノウハウやスキルを身につけることができるので、一度検討してみるといいでしょう。
ネットショップ
ネットショップで起業するには、ただ単に物販を仕入れて販売し、利益を追求する以外にもさまざまな手続きが必要です。
ネットショップとひと口でいっても、自分のサイトをイチから立ち上げて販売するのか、モール内で販売するのかによって起業するのにかかる手間や時間も変わります。
どんな商品を販売するかによって、向き不向きもあるので慎重に判断するといいでしょう。
また、お酒や食品など、販売する商品によっては事前に必要な許可を得なければいけないこともあるので注意してください。
ネットショップはうまくファンがつけば、自由な働き方を実現することもできます。
例えば、趣味で作った品物をオンライン上で販売する場合でも、受注ベースで仕事に取り組めば自分のペースで働くことも可能です。
競合のショップの販売価格や相場もリサーチしながら、妥当な価格を設定できるように日々努力するといいでしょう。
アフィリエイト
アフィリエイターとして起業して安定した稼ぎを手にするためには、購買意欲を掻き立てるようなコンテンツの制作やSEOを意識した記事の執筆、SNS運用といったスキルが必要です。
とはいっても、初めから良質な記事が書けてサイトを開設してすぐに稼げるようになる人はほぼいないと思ってください。
アフィリエイターは、アフィリエイトといって、企業が取り扱う商品・サービスを紹介し、申し込みや成約など提示した条件を満たした場合は売上の一部を報酬として受け取る仕組みを活用して利益を得ています。
そのため、売上につなげるためには一人でも多くの人にサイトを知ってもらい、「この人から買いたい」と思ってもらえるように、自己ブランディングできる能力も必要です。
Webマーケター
Webマーケターは、Webサイトのコンテンツやリスティング広告を活用して集客・宣伝を行い、売上につなげる仕事です。
市場規模は拡大傾向にあり、2024年には3兆円を超えるとされているので、将来も明るいといわれています。
また、需要が高い職種なので、しっかりとスキルを身につけておけば役立つことは間違いありません。
Webマーケティングはさまざまな業界で求められているため、2年程度の実績があれば、起業後も案件獲得にそれほど困らないでしょう。
未経験からスクールに通って専門的なスキルを身につけ、Webマーケターとして起業する人も少なくありません。
パソコン一つでも始められるので、初期費用を抑えられるのもポイントです。
スクールに通うなら、現役WEBマーケターから学べて全額返金保証制度も付いている「WEBST」がおすすめです。
Webデザイナー
Webサイトのデザインを担うWebデザイナーは、クライアントの要望を取り入れながらサイト作りを行うことになります。
IllustratorやPhotoshopといったグラフィックソフトを自由自在に使いこなせるスキルに加えて、Webコーディングに関する知識やディレクションのスキルもあると、スムーズに業務を進められます。
起業後も安定して売上を伸ばすためには、できるだけ単発の案件は避け、長期契約を前提とした案件を獲得できるように努力しましょう。
Webデザイナーは未経験でも、スクールに通って知識をスキルを身につけさえすれば、十分起業も目指せる職種です。
短期間でWebデザイナーについて学び、起業にチャレンジしたい人には案件紹介サポートも受けられる「CHAPTER TWO」がおすすめです。
SNS代行業
今や、SNSを通して情報を発信するメリットはかなり大きなものになっています。
最近は、個人だけではなく企業もSNSを積極的に活用して売上につなげようという考えも強まってきました。
SNS代行業では、個人あるいは企業から特定のアカウントでの投稿や分析、企画、アドバイスといった運用に関連した内容を依頼されることがほとんどです。
SNS代行業で起業する場合は、X(旧Twitter)やInstagramなどを運用する上で必要な基礎知識を身につけた上でクラウドソーシングなどで実績を積み、スキルを磨きながら高単価案件獲得を目指すのがおすすめです。
コンテンツ販売
情報の中身で勝負したい人には、コンテンツ販売で起業することをおすすめします。
コンテンツの種類はYouTubeなどの動画配信やオンラインセミナー、noteなどを活用した有料記事の販売、ポッドキャストなどの音声、素材として利用できる画像などがあります。
起業ビジネスとして成り立たせるためには、ただ自分が発信したい情報だけを取り扱うのではなく、ファンにウケるようなものを作り出さなければいけない点には注意しましょう。
売れるコンテンツを作ることができれば、不労所得に近い感覚で売上を伸ばせる可能性もあるのでおすすめです。
ネット検索すれば、コンテンツ販売で成功した人たちの手法も学べるので興味がある人は参考にしてみるといいですね。
スキルなしで起業する際の注意点
ここからは、スキルなしで起業するには、どんな点に気をつけなければいけないのかご紹介します。
スキルなしで起業する際の注意点
順に見ていきましょう。
初期費用をかけすぎない
起業してすぐは売上が伸び悩んだり、ビジネスの展開方法に苦戦したりと資金的に厳しくなりやすい時期です。
個人事業主やフリーランスとして開業する場合は、起業資金も安く済ませやすいでしょう。
一方で、法人として開業する場合は、会社設立の手続きをはじめとするさまざまな費用が必要になります。
起業して間もない時期は、お金に苦労する可能性はゼロとはいえません。
そのため、一般的には3ヶ月分の運転資金と生活していけるだけのお金があるこが望ましいといわれています。
起業するにあたって少しでもリスクを低くするためにも、できるだけ初期費用はかけないのがベターです。
在庫を抱えない
スキルがない人が起業する場合、在庫を抱えてしまうとさまざまなリスクを背負うことになります。
在庫があると、仕入れから保管するスペースの確保まで、何かと手間がかかるものです。
それに伴って、在庫を抱える必要があるビジネスは、初期費用も高くなりやすいので注意してください。
また、在庫があるのに売上がないとなれば赤字につながりやすくなります。
状況によっては、廃業せざるを得ない可能性もある点も理解しておきましょう。
スキルがない状態で起業する場合は、上手くいかなかったときのこともしっかりと考えておかなければいけません。
リスクを軽くするためにも、在庫を抱えなくてもチャレンジできる仕事を選ぶことをおすすめします。
最初は1人で始める
起業する際は、無駄な費用をなくすためにも最初は一人で始めるのが望ましいです。
複数人と起業する場合は相談相手に困りにくく、資金調達などの面でも助かることもあります。
一方で、事業に求める方向性の不一致や経営に関する意見の相違などが理由で上手くいかない可能性もあるわけです。
また、一人で起業した方が、起業家として必要なスキルも身につけやすいのでおすすめです。
キャッシュフローを明確にしておく
安定した経営を求めるためには、キャッシュフローを明確にしておきましょう。
キャッシュフローとは、会社のお金(現金)の流れのことです。
キャッシュフロー計画書は、営業活動と投資活動、財務活動、全体の増減額で構成されています。
キャッシュフローを明確にすれば、会社にいくらお金があるのかを正確に把握でき、経営方針も決めやすくなります。
また、銀行に融資を求める際に信用してもらいやすかったり、会社経営を安定したものにしやすかったりと多くのメリットが得られます。
まとめ
今の時代、スキルなしで起業することは、決して珍しいことではありません。
起業して成功しやすい環境を手にするためには、どんな時もスキルを学び続ける姿勢と軌道に乗るまでひたすらリスクの少ない方法を選択し続けることが大切です。
これから起業したいと考えている人は、今回紹介した記事の内容も参考にしながら新たなビジネスにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。