大学生の皆さんは、3回生にもなれば就職活動が始まります。
大多数の方は企業への就職を目指すのでしょうが、現代では様々な働き方があり、スキルがあればいきなりフリーランスとして挑戦してみるのも1つの選択肢です。
この記事では、在宅ワークやフリーランスで注目されている職種である、Webマーケティングを独学で学ぶ方法を紹介していきます。
とはいえ、人によって学び方の合う合わないはどうしても出てくるでしょう。
おすすめのスクールも紹介するので、Webマーケティングという職業に興味がある方は是非最後までお付き合いください。
目次
Webマーケティングの仕事内容とは
Webマーケティングとは、その名前のとおりWebを活用したマーケティングを行う仕事です。
「Webを活用したマーケティング」と言ってもその定義は企業や業種によって様々ですが、基本的には商品・サービスを効率的に販売するための活動を指します。
現在ではオンライン上でマーケティングに活用できる手段が多数あり、Webマーケティングは在宅ワークの代表的なものとなりました。
仕事内容を挙げると、Webサイトの運営やネット広告の出稿、InstagramやTwitterなどのSNS運用など、その種類は多岐にわたります。
大学生がWebマーケティングを独学で学ぶメリット
Webマーケティングで必要となるスキルは、専門の学校やオンラインスクールに通わなくても、独学でも学ぶことができます。
独学で学ぶメリットとしては、以下の要素が挙げられます。
大学生がWebマーケティングを独学で学ぶメリット
それぞれ見ていきましょう。
就活の際にアピール材料になる
エントリーシートや面接と、就活には様々なふるいがあるのですが、企業や人事部からすれば「即戦力の人材が欲しい」というのが本音です。
大昔にあった高度経済成長期であれば、「社員は会社でゆっくりと育てていく」という風潮だったのですが、現代では違います。
そんな時に就活で刺さるのが、「具体的に何ができる」「こんなスキルを持っている」という技能的なアピールです。
資格や実績があるに越したことはないですが、仕事の戦力になるスキルを身に着けているというのも、面接などで大きなアピールポイントとなることでしょう。
自分だけで稼ぐこともできるようになる
Webマーケティングのスキルを身に着けることで、就職という選択意外にも、フリーランスなど自分だけで稼ぐという選択肢も選べるようになります。
元々、Webマーケティングという職業自体が、在宅ワークや副業などフリーランスに人気の職種です。
コロナ渦を経験した現代なら、卒業後すぐに自立した働き方をするというのも、選択肢の1つではないでしょうか。
将来性のあるスキルで融通もきく
Webマーケティングというスキルは、例えフリーランスとして自立しなくとも、将来性のある職業なのでスキルが無駄になることがありません。
就職して働きながら、スキルの向上を続けて独立するもよし、就職したとしても、職種によっては学んだスキルが役に立つ場面も多く存在することでしょう。
どの様な将来設計をするにせよ、決して無駄になるスキルではありあません。
大学生がWebマーケティングを独学で学ぶデメリット
上記したように、Webマーケティングのスキルを独学という形で学ぶと多くのメリットがあります。
しかし、独学という形で学ぶことによるデメリットというのも、どうしても発生するのです。
大学生がWebマーケティングを独学で学ぶデメリット
詳細を見ていきます。
学業との両立は大変で時間が必要
上記でも記載しましたが、Webマーケティングの仕事内容はWebサイトやSNSなど多岐にわたります。
受ける仕事によって変わってきますが、すべての事柄を学ぼうと思えば、膨大な時間がかかるのです。
就職後に仕事をしながら勉強するよりは楽でしょうが、大学の学業と両立しようとすると相応に大変で時間もかかります。
3回生後半や4回生になってからなど、大体の卒業単位を取り終わった後など、負担の少ないタイミングで実行しましょう。
フィードバックをしてくれる人がいない
Webマーケティングのスキルを独学で勉強しようとすると、塾や学校とは違い講師にあたる人間がいないため、フィードバックをしてくれる人がいません。
具体的には、本やネットでマーケティングの知識を勉強することまでは問題ありませんが、実践として情報収集を始めた際に、そのやり方や進め方があっているのかどうか、情報処理の仕方に問題がないかなど、スキルを持った第三者の意見が貰えないということです。
稼げるようになるまでに時間がかかる
上記したフィードバックをしてくれる人がいないというデメリットは、学習時間の長期化にも繋がってきます。
勉強していく上で発生した疑問点を即座に答えてくれる人がおらず、自身で調べる必要がある分時間がかかるというのもあるのですが、何よりマーケティングとは情報を取り扱う仕事であり、明確な正解がない分野でもあります。
そんな中で、報酬を得られるだけのスキルを自分一人で身に着けていくというのは、膨大な手間がかかり、講師のいない状態での学習は長期間に及ぶことでしょう。
Webマーケティングを独学で学ぶ方法
それではいよいよ、Webマーケティングを独学で学ぶ方法 を3つ紹介していきます。
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詳細を見ていきましょう。
書籍を購入して学ぶ
独学の方法として最もポピュラーな方法は、やはり専用の書籍を購入して学ぶことです。
そのメリットとしては、やはりWebスクールなどで学ぶよりコストを抑えることができる点でしょう。
Webスクールなどで学ぶとなると、入学金だけで3万円以上かかる所も少なくありません。
書籍を1~2冊購入するだけなら、2、3千円もあればおつりがくるので、コスパは最高に良いと言えます。
また、本という媒体にすることでいつでも手元に置いて確認できるというのも、大きなメリットです。
実際に副業を始めてWebマーケティングという仕事に取り組むと、わからない部分や忘れてしまった項目に必ずぶつかります。
本という形で手元にキープできるのは、Webマーケティングという仕事を進めるにあたって、大変便利なのです。
具体的にどのような本を買えばいいかは、こちらの記事を参考にしてみてください。
ブログやSNSを自分で発信する
Webを活用するマーケティングとは、そのほとんどがブログやSNSを用いたものです。
故に、スキルを身に着けるには自身でブログやSNSを発信するのが、最も効率的な勉強法になります。
最も、これは基礎的な知識を学んだ後の実践的な話であり、上記した書籍などで基本的な知識を勉強してから、自身のブログやSNSを運用して実行する形です。
「どうすればブログのUAを稼げるのか?」「SNSでいいねやフォローを貰うにはどうすればいい?」という基本的な挑戦から、「商品紹介のブログを書いてみる」「SNS広告を載せて収益を出してみる」など、より実践的な実地訓練まで可能となります。
スクール
独学の方法としては当てはまりにくいですが、大学や学校とは別にWebスクールで習うというのも有効な手段です。
上記した2つは、完全に自己学習という形をとるため、デメリットで挙げた3つがどうしてもネックになります。
その点、スクールで教えてもらえるのなら、コスト面というデメリットこそ発生しますが、学習の効率性や稼げるようになるまでの期間は比べ物にならないほど優秀です。
学生というと社会人に比べて自由な時間が多い印象ですが、アルバイトや勉強で学習時間が十分に確保できない人や卒業までの期間が残り少なく、短期間で稼げるようになりたい人にはスクールで学ぶことをおすすめします。
Webマーケティングを独学で学ぶのにおすすめのスクール
次は、Webマーケティングを独学で学ぶのにおすすめのスクールを6つ紹介していきます。
それぞれ見ていきましょう。
Wannabeアカデミー
Wannabeアカデミーは未経験からWebマーケターを目指す人に向けたオンライン型のマーケティングスクールです。
3か月の勉強期間と4か月の転職サポート期間を利用して、IT業界への就職を目指していきます。
カリキュラムでは実際にGoogleアナリティクスの分析レポート作成、Google広告やFacebook広告の運用を実践していきます。
実践重視なカリキュラムとなっているのでWebマーケティングを実務として学んだ上で転職したりフリーランスや副業で稼ぎたい人におすすめです。
講師陣も現役で活躍するマーケターであることも、評価されているところでしょう。
料金 | 264,000円 |
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期間 | 受講期間:3か月 サポート期間:4か月 |
転職サポート | あり |
マーケジョブ
マーケジョブは、株式会社ダブルブリッジアドバイザリーが運営する無料の転職保証付きWebマーケティングスクールです。
オンライン形式で進められていく講義は、未経験からでも1ヶ月間で広告運用スキルを習得することができます。
カリキュラム内には実際の広告運用体験できるものもあるので、短期間ながらも実務経験を積むことができる上、無料にもかかわらず転職サポートもあり、スクールのデメリットであるコストを考える必要がない分お得です。
「なぜサービスを無料で提供できるのか?」と怪しく思われるでしょうが、転職支援を行っているのがポイントで、紹介している企業から仲介料を受け取っています。
しっかりと転職支援までしてくれるのは、それがマーケジョブの報酬に繋がっているからです。
なので、受講者側のデメリットを挙げるのであれば、入塾が審査制で審査を通った人にしかサービスを利用できない点と、期間が1カ月と短いことでしょう。
審査には面接などもあり、忙しい人には面倒と思われるかもしれません。
料金 | 無料 (ただし事前審査に通った人のみ) |
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期間 | 受講期間:1カ月 |
転職サポート | あり |
Withマーケ
Withマーケは、Webマーケティングの基礎から応用、実践的なことまで幅広いスキルを学ぶことができる、株式会社スパーダ・デザインが運営する月額制のWebマーケティングスクールです。
Withマーケの講師は現役のWebマーケターが10名以上で対応してくれ、マーケティングの基礎から応用、それらの実践的な活用方法などを教えてくれます。
Withマーケの強みは、月額制を採用しているところです。
入会費(徹底サポートコースの場合)90,000円にプラスして、月会費4,980円がかかってくるわけですが、受講料30万円が相場なWebスクールを考えると、習得が短期間になるほどお得になるサービスと言えるでしょう。
Withマーケでは、初案件獲得などは1〜3ヶ月で達成できるケースが多いとされています。
ただし、高単価案件などを継続的に獲得し大きく収入を得るには、1年以上の学習がおすすめともいわれてますが、3ヶ月から1年程度であれば、月額のメリットの方が大きいでしょう。
なので注意すべきは、習得期間が2年・3年と長くなったりすると逆にお金がかかることと、転職サポートがない点です。
就職の手助けはしてくれないので気をつけましょう。
料金 | 入学金:90,000円 月額:4,980円 |
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期間 | 受講期間:決められていない |
転職サポート | なし |
デジプロ
デジプロは、完全未経験からたったの2ヶ月で即戦力Webマーケタとして転職ができる超実践的講義です。
動画や講義によって実践的な学習ができる上、現役Webマーケターによる直接講義を受けることができるので、自分に合った学習ができます。
1番の特徴は、基本的にはオンライン上で講義動画を視聴しての学習になるのですが、大阪と渋谷の2か所で直接講義を受けられる点です。
他のスクールでもオンライン上での質疑応答に対応しているスクールはあるのですが、直接教えてもらえる講義ほど身に着くものはありません。
その分、これまで紹介してきたスクールより高額になるのですが、その金額にも関わらず顧客満足度は高いこともデジプロの特徴です。
料金 | 受講料:33万円 |
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期間 | 受講期間:4カ月 (基礎知識2ヶ月+実施訓練2ヶ月) |
転職サポート | 転職コースと副業コースの2つがあり、転職コースはサポート付 |
マケステップ
マケステップはSEOに特化したマーケティングスクールです。
現役のWebマーケターたちによる、超実践的な内容を効率よく学ぶことができます。
基礎知識の学習だけではなく、グループワークによるアウトプットの場が用意されているため、SEOの本質的なスキルを身につけることができるのです。
グループワークのアウトプットに関しては、現役SEOマーケターから詳細なフィードバックをもらえるため、実践力も鍛えられます。
マケステップの一番の特徴は、転職サポートが充実していて案件取得の講義まで準備されていることです。
実際に仕事を探すとき、どの様なアプローチをすればよいか、高額案件を受けれるようになるにはどういったステップが必要かなど、スキル取得後の活動についても講義してくれます。
料金 | 受講料:54,8000円 |
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期間 | 受講期間:6カ月 (基礎知識1ヶ月+実施訓練5ヶ月) |
転職サポート | あり(案件取得サポートもあり) |
ウェブスト
ウェブストは、Webマーケティングの中でもWeb広告運用を中心としたオンラインスクールです。
広告運用で必要な管理画面の操作方法からデータ分析など、現場ですぐに使える実践的なWeb広告運用スキルを習得できます。
ウェブストの強みは、運営する株式会社Her’sがWeb広告運用やSEO、Webコンサルティングなどを行う広告代理店であることです。
Webマーケティングを本業とする企業が運営するスクールなので、現場で使える実践的なノウハウを学ぶことができる他、卒業後は案件の提供までおこなってくれます。
料金 | ライトコース:547,800円 ベーシックコース:822,800円 コンサルコース:1,086,800円 別途:入会金11万円 |
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期間 | 受講期間:4ヶ月〜12ヶ月(コースにより変動) |
転職サポート | あり |
【まとめ】Webマーケティングを独学で学ぶならスクールがおすすめ
この記事では、在宅ワークやフリーランスで注目されている職種である、Webマーケティングを独学で学ぶ方法や、おすすめのスクールを紹介してきました。
確かにWebマーケティングは、独学でのスキル習得が可能な人気の在宅ワークです。
しかし同時に、十分な学習時間の確保やモチベーションの維持が出来なければ、スキルの取得自体が難しい分野でもあります。
もし、大学生活に余裕があり、十分な学習期間が確保できるのであれば購入した書籍を片手に、ブログやSNSでトライ&エラーを繰り返してスキルを磨くことが可能でしょう。
しかし、日々の勉学やアルバイトが忙しく、十分な学習期間を確保できないのであれば、高い授業料を払ってでも効率的な学習がをおすすめします。