ロイヤルロンドン(RL360)は海外に拠点を構える証券会社で、オフショア投資ができることで有名です。
ただ、ロイヤルロンドンに関する評判を調べてみると、「やばい」「騙された」といったマイナスの口コミが数多くあります。
本当にロイヤルロンドンで投資するのは危険なのでしょうか。
この記事では、ロイヤルロンドンの基本情報から利回り、解約方法、口コミと評判を中心にご紹介します。
これから海外投資も視野に入れている人は、ぜひ参考にしてください。
目次
ロイヤルロンドン(RL360)とは
ロイヤルロンドンとは、イギリス王室属領のマン島 にある150年以上の歴史を持つ証券会社です。正式名称はRL360。
RL360 は2013年11月にロイヤルロンドングループから独立。現在はIFGLのグループ会社の位置づけです。
資金を活用し、運用する機能はロイヤルロンドンにはありません。
代理店やIFAがオフショア籍の積立投資商品を運用する役割を担っており、ロイヤルロンドンで口座開設後は、200種類以上のファンドおよび投資信託から希望するものを選択し、運用することになります。
ロイヤルロンドン(RL360)の利回りは高い?
ロイヤルロンドンは、あくまで口座の保全や管理を担う証券会社です。
そのため、仮に、オフショア投資に魅力を感じてロイヤルロンドンで口座開設したとしても、すべてのファンドや投資信託で高い利回りが期待できるとは限りません。
着実に資産運用していくのか、多少のリスクをとりながらでもいいのかを判断した上で、自身が納得できる代理店やIFAを選定したほうがいいでしょう。
ロイヤルロンドン(RL360)の口コミと評判
ここで、ロイヤルロンドンの口コミと評判を一部ご紹介します。
RL360(ロイヤルロンドン)積立を契約して4年目の方から相談あり。
”現時点での資産は100万円以上のマイナスで、残り21年継続もできるが、継続するよりも失敗と割り切って解約し、海外保険やNISAに切り替えた方がいいか?”
とのことで、即答で「そうすべき」と回答。…— JACK💴生涯投資家・複業・オンラインサロン (@coremember_jack) October 13, 2023
ロイヤルロンドンは1金融商品ですけど、ネットワークビジネスのスキームになっているため、意味わからんほど手数料が高いです。
ネット証券とかで買えば0.1%程度の手数料で済むのに、わざわざ高い手数料払って契約するのがロイヤルロンドンです。
引用元:Yahoo!知恵袋
RL360という金融商品を売っている業者は日本では金融機関としての登録を得ていないので違法なんです。しかもこれはマルチ商法的で販売することに成功すれば非常に高い報酬が出る仕組みになっていて貴方の友人はその報酬目当てに欠点などを説明せず、長所ばかり強調するようなやり方で強引に勧めているという可能性が高いのです。
引用元:Yahoo!知恵袋
ロイヤルロンドンの口コミと評判からは、
- ロイヤルロンドンは手数料が高額
- マルチ商法で販売し詐欺まがいの被害になる可能性もある
ということが分かりました。
続いては、ロイヤルロンドンの危険性を見ていきます。
ロイヤルロンドン(RL360)はやばい?
なぜ、「ロイヤルロンドンはやばい」と言われるのでしょうか。その理由をご紹介します。
ロイヤルロンドンがやばい理由①日本国内で宣伝されないから
ロイヤルロンドンが取り扱うオフショア籍の金融商品の代表的なものには、以下があります。
- ロイヤルロンドン360(RL360 °)
- インベスターズトラスト(ITA)
など
これらは、日本の金融庁から許可されていない金融商品に該当します。
そのため、日本国内でロイヤルロンドンの金融商品の宣伝はできません。
露出度の少なさから、「ロイヤルロンドンは怪しい」と間違った認識をもってしまうことも多いようです。
ロイヤルロンドン自体は、会社としての評価も高く倒産などの危険度は低い見解が多い組織です。
しかし、取り扱う証券会社が安全だからといって、必ずしも選定できる金融商品も安全というわけではありません。
ロイヤルロンドンがやばい理由②マルチ商法で勧誘されることもあるから
ロイヤルロンドンの投資を知り、始めるパターンの一つに勧誘があります。
具体的には、セミナーに参加してみないかと勧誘され、その中でロイヤルロンドンのオフショア投資について簡単な説明を受けるというものです。
そのため、このパターンでオフショア投資を始めてしまうと、多くの場合が「自分は騙されたのかも」と思ってしまうようです。
「ロイヤルロンドンはやばい」という誤った噂が流れてしまい、「ロイヤルロンドンで投資するのはやばいこと」という認識に広まってしまうケースも珍しくありません。
ロイヤルロンドン(RL360)の解約方法は?
ロイヤルロンドンの解約を希望した場合、どのような手続きが必要なのかご紹介します。
加入した代理店へ連絡が必要
ロイヤルロンドンを解約する場合は、加入した代理店(IFA)にまずは連絡しましょう。
書類が手元に届いたら、必要事項を記載します。
ただしロイヤルロンドンはオフショア投資ということもあって、書類はすべて英語で記載されています。
英語が苦手で内容を理解した上でサインするのが難しい場合は、書類を請求するタイミングで確認すべき部分を聞いておくと安心です。
代理店が分からない場合は代行サービスの利用も
紹介者経由で参加することも多いロイヤルロンドン。
購入した代理店が分からない場合は、代行サービスを利用するのも一つの手です。
解約して資産が戻ってくる場合に備えるためには、保有する口座の情報を提供する必要があります。
返金される際は、そのときのレートで計算して手元に振り込まれます。
わざわざロイヤルロンドンの解約のために、米ドル口座を開設しなくても問題ありません。
初期口座は満期でなければ返戻金なし
ロイヤルロンドンでは、契約年数に応じて資金を扱う初期口座が満期を迎えるタイミングが異なります。
例えば、契約期間が5年の場合は1年半で満期を迎えるものの、24年以上ともなれば2年間となり、解約手数料が10割を求められることに。
そのため、2年せずに解約してしまうと手元に戻ってくるお金はないのです。
長期的にロイヤルロンドンで運用しながら資産を膨らましていくとなれば、解約を考える可能性も低くなるもののです。
ただし、先ほどお伝えしたとおりで詐欺まがいのマルチ商法も中には紛れ込んでいるため、契約内容に問題がある場合は高い解約手数料を支払ってでも解約した方がいいでしょう。
ロイヤルロンドン(RL360)でファンドや投資信託を慎重に選ぼう
ロイヤルロンドンは、長い歴史がある証券会社です。
オフショア投資を行うとなれば、代理店やIFAを通して求める利回りも含めて、ファンドや投資信託を選ぶ必要があります。
また、マルチ商法で言葉巧みに勧誘してくるパターンもあるので注意が必要です。
ロイヤルロンドンの投資を解約するためには、申し込んだ代理店やIFAに連絡するのが必須です。
解約返戻金は、契約年数によって金額にも差があり、2年以内での解約では手元にお金が戻ってくることはありません。
ロイヤルロンドンでオフショア投資を行う際は、無理のない契約なのか十分に吟味した上で、資産運用までのステップを進めてください。