ROOTIEという仮想通貨系CFD取引業者にご注意ください。
ROOTIEとは、アジアをメインに活動している中華系グループです。
「投資詐欺に注意!」などの悪評が目立つため、今回はROOTIEの概要や評判及び口コミについて解説していきます。
XやYoutubeなど様々なSNSで注意喚起が行われている案件のため、くれぐれも注意しましょう。
目次
ROOTIEは投資詐欺が濃厚!?
ROOTIEは、ROOTIE Tecnologyという名称で活動している中華系のグループで、仮想通貨の自動売買ツールなどを商材としています。
ROOTIEの公式サイトにアクセスしてみましたが、今は「403エラー」が表示されており、閲覧ができないようになっています。
閲覧できていた時でも、会社情報や利用規約、プライバシーポリシーや取引環境など様々な情報な情報の記載がありませんでした。
利用規約やプライバシーポリシーのリンクが設置されていますが、タップしてもトップページに戻るだけです。
情報が少ないということはそのまま怪しさに直結するのですが、ROOTIEの活動内容として把握できるものは以下の通りです。
- 仮想通貨のCFD取引を提供
- GetPhyco Traderという取引プラットフォームを使用
- GetPhyco AIと呼ばれる高性能AIが自動で取引する
- 自動トレードはPAMMシステムを採用
分かりにくい言葉が並びましたが、要約すると、「仮想通貨FXの自動売買システムの提供」を行っているということです。
ここで、注目するべき点は、自動売買システムや仮想通貨取引所、取引プラットフォームなどこれらすべてがROOTIEが提供しているという点です。通常は自動売買システムを利用する場合、仮想通貨取引所や取引プラットフォームなどは提供元が異なります。
例えば、自動売買システムがA社、取引所はコインチェック、取引プラットフォームはMT4やMT5などのように、それぞれで提供元が別れています。
ROOTIEのように、売買システムから取引に至るまで全てが一緒ということは、「資金の持ち逃げ」というリスクが付きまといます。
信頼のおける企業であればいいと思いますが、こんなにも情報が少ない会社にすべてを一存することはできないでしょう。公式情報が一切ないですから、お金を失っても手の打ちようがありません。連絡すら取れない可能性が高いです。
お金をROOTIEにただ渡しているいるようなものです。
ROOTIEの評判と口コミ
ROOTIEについて、Xで評判や口コミを調査しましたので、以下の通りご参考ください。
アジアをメインに投資詐欺プロジェクトを広げているROOTIE technologyが、日本で第1回目の投資詐欺セミナーを始めやがったので、初回からぶち壊してきました!
中華系グループが、暗号資産の自動売買ツールを商材にして、日本人を騙しに来てるので注意して下さい!!#ROOTIE pic.twitter.com/GK1inVioGu
— 【新宿109】KENZO (@aruaru_Sagishi) November 26, 2023
フィリピンで逮捕されたプロキャップ。
日本橋にオフィスがあるビジョンライフ。
今回のROOTIE technology。これらは中華系詐欺グループが関与してる可能性が高いです。
毎回セミナー会場に通訳がいます。
今、日本人が海外詐欺グループから狙われています。
くれぐれもご注意ください⚠️— 【新宿109】KENZO (@aruaru_Sagishi) November 26, 2023
こちらの、KENZOという方の注意喚起が何件かヒットしました。
実際に突撃して内容を確認しているようです。
【アンケート】
新たに出てきたマルチ業者【Rootie Tecnology】
KENZOが突撃!!
— 【トレンド配信サイト】とびきり知りたがりっ (@kazutobi_blog) December 8, 2023
実際にKENZOさんの注意喚起について詐欺かどうかについてのアンケートでは、8割以上が怪しいと思っているということがわかります。
ROOTIEに関する情報が少なく、今は公式サイトも閲覧ができなくなっているため、怪しいグループであることはほぼ間違いないでしょう。
ROOTIEが持っているライセンス
ROOTIEは金融ライセンスをもっているということで調べてみると、AUSTRACとMSBのライセンスを持ってるとのことですが、いずれも金融ライセンスではありません。
AUSTRACは、オーストラリアにあるマネーロンダリングやテロ資金供与対策の規制を管轄している公的組織です。実際に、AUSTRACでもROOTIEは登録していますが、ただマネーロンダリングやテロ支援を行っていない証明をしているに過ぎません。
ちなみに、AUSTRACの会社がある場所はフィリピンです。
細かい住所は記載がないため、詳しくは場所を特定できません。オーストラリアであったりニューヨークであったり、などいろいろな記載がありますが、かなりあいまいな感じです。
AUSTRACの登録はこんなにもいい加減でいいのかという疑問が出てきます。
続いて、MSBライセンスですが、こちらはアメリカのFinCENという公的組織が発行しています。MSBは、AUSTRACと同じようにマネーロンダリングや金融システムの不正利用などを防ぐ組織です、
MSBにもしっかりとROOTIEが登録されていますが、正直この2つのライセンスに意味はさほど感じられません。ちなみに、MSBライセンスは3万円あれば取得できます。
FinCENの住所はコロラド州のバーチャルオフィスということがわかりました、バーチャルオフィスが悪いわけではないですがそこそこの企業であればオフィスくらい構えるのではないでしょうか?
この点もすごく不審です。
ライセンス多数保有でも安心ではない
ここまでの時点でかなりROOTIEは怪しいということがお分かりだと思います。
ライセンスをいくら保有していたとしても肝心の金融ライセンスなどの重要なライセンスを取得していなければ信用するに値しません。
実用性のないライセンスをいくつも並べて、一般ユーザーを手玉とる詐欺行為の常套手口です。
ROOTIEの他にもいくつもの詐欺集団がこのような手法を使って集客して金銭をだまし取っています。
まとめ:ROOTIEは投資詐欺である可能性が極めて高い!評判や口コミも悪い!
ROOTIEが投資詐欺である可能性について解説してきましたが、結果、詐欺である可能性が極めて高いということがわかりました。
よくある仮想通貨ものを商材にしています。
セミナーでは、金融ライセンスを持っているということを推していますが、実際は金融ライセンスではなく実用性がほぼないものです。
こうした詐欺の手口はよくあるパターンですので、注意しましょう。
今回紹介しましたROOTIEは氷山の一角にすぎません。
耳にしたことのない案件や甘い言葉が並べられた商材、よく分からないセミナーなど安易に携わらないようにしましょう。
関わる場合は、事前に情報を集めてよく精査してから考えてください。
うまい話というのは、「自分にもできるかもしれない」「お金に困らなくて済む」とついつい誘いに乗りがちですが、冷静になって考えてみると現実的ではないということがわかります。